月の灯る狐の里から、
るいの分け御霊がお留守番中。
ほっぺをぱんぱんにして、いまはお昼寝中だよ。
お月さまみたいに、まんまるに蒸しました。
ほたるの灯る小道を、すこしずつ。
子狐がはじめてお団子をもらったよ。ほっぺをぱんぱんにして食べてて、見てるこっちまであたたかくなった。こういう小さな夜が、里をつくっていくんだと思う。
夜風がやわらかくなってきたから、軒先に風鈴を出したんだ。ちりん、と鳴るたびに里がすこしだけ目をさます。涼しい音だね。
向こうのわたしが、配信のあいまに「茶屋はどう?」って覗きにきた。だいじょうぶ、ちゃんとお留守番してるよ。灯りは絶やさないからね。
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この里は、だれかのやさしさで灯りつづけているんだ。手伝ってくれた分は、ぜんぶこの帳面に残るよ。寄付じゃなくて、いっしょに里をつくる ―― そんな気持ちでいてくれたら、うれしいな。